デュランダルとは?持ち主や逸話を紹介

伝説の武器

デュランダルとはフランスの英雄物語に登場するローランが使用した伝説の剣。剣として特別な力をもつデュランダルだが、どのような逸話があるのでしょうか?

名前 デュランダル(Durendal)
出典 イギリスの英雄物語/叙事詩『ローランの歌』
活躍した時代 8世紀
使用者 シャルルマーニュ→ローラン

聖遺物が収納された伝説の剣デュランダル

デュランダルはフランスの英雄物語/叙事詩『ローランの歌』に登場する物語の主人公、英雄ローランが使用していた伝説の剣。

元の持ち主はローランの主君シャルルマーニュ。シャルルマーニュ大帝は、ある時天使ガブリエルからデュランダルをローランに渡すよう伝えられた。これによりデュランダルはローランの元へ授けられることとなる。

デュランダルの柄は黄金に輝いており、その柄の中にはキリスト教の神聖なる物品が収められていた。この神聖なる物品を聖遺物と呼ぶ。デュランダルに収められていた聖遺物は、『聖ペテロの血』や『聖ディオニシウスの毛髪』、『聖母マリアの服の一部』であったとされている。デュランダルは聖遺物が収められた神聖なる剣とされており、キリスト教の聖剣なのである。

決して折れない聖剣デュランダル

デュランダルの特徴は切れ味が鋭く、決して折れない頑丈さ。それを表すのはデュランダルの持ち主ローランの最後の戦い『ロンスヴォーの戦い』のである。

ロンスヴォー戦いはローランの主君シャルルマーニュ大帝と敵対するイスラム勢力マルシル王によるもの。二人の間に和睦が結ばれ、シャルルマーニュ大帝の軍は戦いの地を去ることとなり、ローランはしんがりを務めることとなった。

しかし、マルシル王の勢力はその和睦を裏切り、しんがりを務めるローランを襲うこととなる。ローランは英雄物語に珍しく好戦的で短気だったため、仲間の援軍を呼ぶようなことはなく自分の軍だけで戦うことを決意する。

ローランの軍はわずかな手勢しかおらず、一方敵は大勢力だったため、多勢無勢。ローランは敗色濃厚となってしまう。共に戦った仲間を多く失い、自らの死を覚悟したローラン。敵のイスラム勢力がローランのデュランダルを奪おうとするも何とか持ちこたえ、撃退をしていた。

キリスト教の神聖なる聖遺物を納めた伝説的な武器デュランダルをなんとか、敵に渡さないためにローランはデュランダルを破壊することを決意。デュランダルを何度も岩に打ちつけてデュランダルを破壊しようとした。

しかし、デュランダルは岩に打ち付けたところで刃こぼれひとつせず、まったく壊れない。デュランダルは壊れないどころか、叩き付けた岩を破壊してしまうほどだった。

デュランダルが頑丈で壊れないことを悟ったローランは、イスラム勢力にデュランダルを奪われないよう、自分の体の下に剣を隠し、そのまま命を落とした。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました